【レーシック基礎講座2】レーシックの手順・流れ

 

レーシックの手順 〜適応検査から術後検査まで〜

 

レーシックには大きく3つの段階があります。1つ目はレーシック手術を受ける前の段階。準備期間ですね。2つ目はレーシック手術を受けている最中。ドキドキの瞬間です。そして3つ目はレーシック手術が終わってからの段階です。

 

それぞれの段階で、注意していただきたいことがいろいろあります。ということで、詳しく見ていきましょう。

 

適応検査

 

レーシックを受ける前に、必ず「適応検査」を受けます。目のコンディションを医師が診察し、レーシックを受けて大丈夫かどうかを判断してもらうためです。また、手術で使用するデータを集める目的もあります。適応検査は無料で実施しているクリニックが多いです。

 

保険会社に給付金が出るか確認

医療保険などに加入しているなら、保険会社から「手術給付金」をもらえる可能性があります。保険会社に連絡して、手術給付金が出るかどうか事前に確認しましょう。

 

ちなみに、給付金の金額は、加入している保険のプランによって変わります。

 

コンタクト装着禁止期間

コンタクトレンズの装着禁止期間は次のとおりです。

  • ソフトコンタクトレンズ:3日以上
  • ハードコンタクトレンズ:2週間以上

コンタクトレンズ装着禁止期間を守らないと、正確なデータが取れず、トラブルの原因となる可能性があります。レーシック後の見え方に影響するので、装着禁止期間は必ず守リましょう。

フラップ作成

 

 

フラップというのは、角膜表面の薄膜を、円形にカットした「フタ」のようなものです。現在のレーシックでは、コンピューター制御で半自動化されたレーザー機器が一般に使用されます。患者の目に直接触れず衛生的ですし、医師の手先の技術に左右されないので品質が安定しています。

 

フラップを作成する目的

初期のレーシックでは、フラップを作らずに、角膜表面を直接削っていたそうです。この方法では、患部が治癒するのに時間がかかるなどの不具合があり、フラップを作る方法が開発されました。

 

ちなみに、現在でも、角膜の厚みが不足しているなど、特殊なケースでは、フラップを作らない方法が選択されることがあります。

 

マイクロケラトームの安い施術メニュー

フラップの作成方法として、レーザーを使用する方法の他に、マイクロケラトームという専用の医療器具を使う方法もあります。高額なレーザー機器を使用しないため、料金が10万円を切る低価格に設定されていることがメリットです。

 

しかし、医師の手作業なので、執刀医の技量に左右されるなど、安全面・品質面でのリスクが懸念されます。

屈折矯正

 

 

レーシックの第2段階が「屈折矯正」です。屈折矯正とは、光の屈折率を調整する目的で角膜表面をレーザーで削ることです。

 

具体的には、フラップをめくって、その内側の層にレーザー(エキシマレーザー)を数秒間照射します。角膜を削る量は、適応検査で得られたデータを元に設定されます。

 

角膜を削る量

角膜を削る量は、一般的に次のとおりです。

  • 角膜の厚み:0.5〜0.7ミリ程度
  • 屈折矯正で削る量:0.1〜0.2ミリ程度

もちろん、個人差がありますので、興味があれば、適応検査の際に、医師に質問してください。

洗浄・消毒

 

角膜を「削る」などと言うと怖くなると思います。ですが、施術中の患者本人には、キラキラしたまぶしい光が見えているだけです。ほんの数秒ですので、怖がるヒマもないほどです。

 

照射終了後は、しっかり洗浄・消毒を行います。

フラップを戻す

 

患部をしっかり洗い流したら、めくっていたフラップを元に戻します。

 

ちなみに、フラップを戻す際に、接着剤などは、一切使用しません。もちろん、縫い合わせるなどの処置も一切ありません。フラップを閉じて、しっかり空気を抜けば、それだけでしっかりと貼り付きます。

 

フラップがずれる可能性

レーシック後しばらくは、フラップが安定していません。レーシック後の1週間検診くらいまでは、目をこすったりしないように注意しましょう。

 

ちなみに、もし仮にフラップがずれた場合でも、1週間検診のときに、お医者さんが適切に処置してくれるので大丈夫です。

術後検査

 

レーシックが終了したら、暗室で30分程度目をつぶり、患部の状態を落ち着かせます。その後、お医者さんに診察してもらい、問題がなければ、お薬などを受け取って、そのまま帰宅することができます。

 

ちなみに、お薬は次のような役割のものが処方されます。

  • 痛み止めの目薬
  • 抗菌剤の目薬
  • 抗生物質の飲み薬

術後のトラブルを防ぐために、もらったお薬は、決まった回数や量を正しく守って使用してください。

 

レーシック後の定期検査

レーシック後の定期検査は、以下の4回が一般的です。

  • 翌日検査
  • 1週間検査
  • 1ヶ月検査
  • 3ヶ月検査

術後の炎症などがないか、フラップがずれたりしていないかなど、医師に診察してもらいましょう。忙しくて時間がない方でも、必ず検査は受けてください。

 

術後の見え方

レーシック直後から、劇的に視力が回復しますが、最初の1〜2ヶ月程度は、視力が安定していないことが多いです。というのも、見え方の劇的な変化に、脳が対応しきれてないからです。しばらくすると安定するので、翌日検査などの初期段階の見え方で一喜一憂する必要はありません。

 

もし仮に、見え方に不満がある場合も、角膜の厚みに余裕があれば矯正手術(再手術)が可能です。術後検査のときに見え方について医師と話し合ってください。

 

レーシックの手順・流れについて説明しましたがいかがでしたか? 適応検査、手術、事後検診という流れを理解しておくと、スケジュールを立てやすくなりますよ。

 

自分なりに大まかなスケジュールを決めたら、さっそく適応検査に申し込みましょう。クリニックに実際に行ってみて、施設の雰囲気とか、スタッフや医師の知識・技術力を自分の目で確認することが大切です。